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ムキダケ


今日は珍しいお客さん。


石巻に竹林が2haほどあり、それを管理しながらその産物も含めて活かして「竹を真ん中に置いて」起業したいという一人の青年が見学がてら訪ねてくれました。


元々はおじいちゃん達が管理していたものの、高齢もあって手伝っているうちに住むことになったそうで、お手伝いしているうちに成長力もあり無尽蔵に生えてくるその生命力に感動して、


「これで起業してみたい」


と考えるようになっちゃったらしい。こういう感覚はとってもよくわかります。


竹やぶ会議仲間のところも回って話を聞いてきたようで、かなり苦労するよ、という厳しいところから、


とにかく良いことも悪いことも経験談として沢山話をさせてもらいました。


うまくはいってほしいけれど、食えるような暮らしを立てながら竹に関われる形を模索してほしい。



うちは柱がなんと言ってもなんばん等の加工品が真ん中にあって、暮らせてます。


一方では贅沢とは思いつつ日々、


「竹にかける時間が無ぇー!」


というのがここ何年か悩みどころでもあります。もっともっとやりたいと思ってる。


そのバランスが考えどころ。課題です。






竹林が綺麗になるにつれ、興味が出てきた一つがキノコ。


沢山出ますが正体がわからず、怖いのもキノコ。




最近よく食べてるのがこの「ムキダケ」


枯れたナラの木に出てきます。


昨年まで食べなかったのはこれとよく似た猛毒の「ツキヨダケ」があるというので、


おっかなくて敬遠してました。




これがツキヨダケ。全然違うじゃない、と今はわかるけれど、


小さい時は色が似ていたり、図鑑やネットを見てもやっぱり現物と違っているようで、不安だった。


詳しい友達にも何回も何回も確認して、今年ムキダケもりもり採れるのでモリモリ食べてます。


肉厚で美味しい。





採り遅れるとこんなに巨大に。



もっと覚えたい山の味覚です。



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