ちょっと前、久しぶりによく降った雪。
去年は大したことなかったが今年はよく降った。

4日、5日?連続での雪かきは流石に効いた。
ちょうど給食などがお休みのタイミングで毎日の仕事が
雪かきで始まり雪かきで終わってバタンキューでした。
内陸と沿岸部の間の微妙な位置の我が地域、
予報がことごとく裏切られて降るわ降るわの毎日。

竹間伐もあと1ヶ月。
まだまだ切りまくりたい。 雪折れで余計な分まで増えそうなので気合を入れて取り組まないと。

今年増やそうと思っているチャレンジがこれ。割竹使った柵。
これまで獣害対策には電柵を張り螢光デープを張る他、
枯れた竹を敷地端に積み上げて獣害対策してきました。
間伐が進んでくると積み上げた竹は分解が進んで低くなってくるし、見栄えも良くはない。
先日の大間伐会で、全部チッパー頼みだと作業が詰まるので、
試しにやってみようと手を付けたが、生えてる竹に編み込むのは割り幅にも工夫と経験が必要で大変。
杭も割竹を打って間隔もある程度の目安を決めたら意外と簡単でしっかり収まる。
次の間伐会でこれに専念するのもありかもしれない。
一人でやってみたが、一人ではかなり大変だ。
先日、安比に暮らすマダムを訪ねて岩手へ。

行く道すがら行きたかった場所にも行けた。
一関の「縁日」。モンペが欲しかったのもあるけれど、行ってみると、
国道から入った集落に築200年の古民家を改装した佇まいはお見事。
土地の文化、生業が今でもしっかり活きて見えるのは素敵なこと。
近くにこんな、時代にあった発信場所があったら面白いなあ。
だいぶあちこち案内してもらった八幡平も良かった。
一見、暮らすのも大変だろうなという場所にいろんなものがある。
旅に出ると、今は観光地よりも一見何もない場所の方が、だから興味があるし面白い。
何件か直売所も回った。
米が満足にとれなかった時代から雑穀や小麦をふんだんに活かした商品もふんだん。

中でも印象深かったのはこの直売所。
「おばあちゃんが素敵なのよ」と寄ったのだけれど、横長6畳程の小さいお店におばあちゃんと漬物。
季節がら野菜はなく、昔ながらの素朴な漬物のみ。
みんなでワイワイと試食しながら買い物しおばあちゃんに尋ねる
「ばあちゃん、ここは何年くらいになるの?何人でやってるの?」
すると、
「この店、八幡平では一番先駆けの直売所で今年で37年目。
一時は16人にも会員が増えたからこれでも二倍に建て増ししたんだぁ〜」
という確かに半分はかっちり建ててあるけど、もう半分はかなり手作り。
クシャッと丸めた新聞紙で隙間風を防いでいるのも味わい深い。
失礼ながら年齢をお聞きしたらなんと80代半ば。
最盛期16人の会員は、年々一人減り二人減りして今は二人でなんとかやっているとのこと。
漬物はどれも美味くて一通り買ってきました。
作ったであろうばあちゃんと話し、シワだらけの働く手を見たら美味しさも倍です。
どこに行っても野菜と加工品は気にしてみているけれど、
年々少なくなって野菜よりも危機感を感じるのは漬物。
工場で作られたものばっかりで、
味が合う合わないというより素朴に、
その土地でその土地の人が育てた野菜でその土地の人が作りました、
という味は本当に少なくなってしまった。
許可も今は難しいのは分かるけれど、食文化としてはとても残念だと感じています。
衛生面とかは別にして、
食べる人も自分の腹に入れるものの良し悪しの判断出来るくらいの感覚は育まないと、
もったないなくも消えていくものは増えるんだろうな。
「ばあちゃん、また買いに来るから続けてね!」
とみんなで店を出るのが悲しいくらいにいい店でした。
うちの、宮城でも直売所では早い方の直売所グリーンアップも今年27年目。
総会で、このばあちゃんの話をし、
「みんなまだまだ若いです。頑張りましょ〜」
と、今期もスタートしました。
と
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