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野良美。

  • 執筆者の写真: 農場 よっちゃん
    農場 よっちゃん
  • 7 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:2 日前





参院選も近いというのにすっかり公約を破ってしまって、久々の更新。




ごめんなさい。




今年も、というより例年にも増して、


梅雨入りしてからも猛暑、激暑が続き、雨はゲリラのみで一瞬、


過酷すぎる日が続いてます。


草刈り、畑の世話に追われる日々ですが、早朝以外は「この先どうなっちゃうんだ!?」という過酷さ。


嫌んなります。








今年からのテーマは「野良美」。


これは私が生み出した言葉ではなく、最近使い始めたAI(cahtGPT:通称チャッピー)とのやり取りの中で、


ここの、我らの暮らしを伝えたら、かえしてくれた言葉。


素直に素敵だな、と思いました。これで少しAIとの距離が縮まりました。


やってることは地味な積み重ねですが、それが綴られるからこそ生まれる美。その視点が素晴らしい。







今年わずかしか仕込めなかったメンマ。


いつも通りの栽培する米からおこした発酵液とは別に、


たけのこの皮に棲む天然の乳酸菌、その竹林から湧く水を使って今年は発酵液を仕込みました。(画像のたけのこは乳酸菌増殖の為のご飯代わり)。


既に発酵1ヶ月経ちましたが順調です。仕上がりが楽しみ。





そんな話を遊びに来てくれた仙台・こうめの佐々木夫妻に話したら、


「それって、、、{そやし水}みたいなもんじゃないですか!?」と。


知らなかったけれど、昔は漬物や酒の仕込みの際には、意図する発酵促進のために場の整いのために、


その風景の水を使ったんだそう。なるほど、おんなじようなもんかもしれない。


自分が作ったような液も通称は「ラブレ」と呼ばれ、一応は「すぐき漬け」の地、


京都で見つけられた天然の乳酸菌をいうらしい。


GAIA清水さんと共に何度か行ったとおの屋・要の佐々木さんから伺った発酵の話も面白かったけれど、


俄然、この風景をどう活かすかで「発酵」に興味が膨らんでいる今日この頃。



そこから派生して、たけのこで仕込んだラブレをスターター液に使い、裏山にたくさんある山椒ラブレも作ってみた。


実と葉を別に仕込んでみたら、香りは山椒の柑橘系なものの、


糖分のある実の方は甘味、コクが出て丸い感じ。


葉っぱの方は糖分ない分発酵が進みにくく、さっぱり系。





いつもはクックパッドレシピ通りにソミュール液作って仕込んでた趣味のスモークを、この山椒ラブレで仕込んでみた。


いつもはコショウと野菜を煮出すけど、


菌が死んでは意味がないのでそのまま塩とちょっぴり三温糖を加えて漬け込むだけ。簡単。


最近は飽きてしまってサクラチップは使わなくなったのでリンゴベースにナラと胡桃のチップ。


仕上がりは、、、とてもよかった。


もちろんひいき目はあるけれど、肉が締まりすぎず柔らかい。


噛んだ旨味の奥にほんのり香るか香らないか、、、という山椒の存在感がまたいい。


まだまだ改良の余地もあるけど、お弁当や農ドブルの機会に使えたらストーリーもあって面白いなと妄想。








今年はいろんな風景の素材で「食の野良美」を仕込んでみたい。







一方は「山の野良美」。



(弟から依頼されて編んだ 米とぎザル)




冬から今年は合間見つけてはだいぶ竹と向き合いました。


やっぱり面白い。



産直仲間の果樹農家から「編めないか?」と打診いただいた収穫カゴにも、


マニュアルあるわけではないので、使ってる本数を調べ、幅を揃え、借りたサンプルと見比べては解くの繰り返し。


網目を一つひとつ老眼が進む目での睨めっこも、なかなか苦闘したが、なるほどなーの学び。



手仕事はやっぱり奥が深く知恵も詰まっているなと感心するばかり。


あ、とはいえまだ一個も完成してはいないけれど。。。





野良美をテーマに後半戦も楽しむつもり。


とりあえずは2年大不作のなんばん(とうがらし)、今年は採れるように祈り、そして目一杯やれることをやる!


暑さへの恐怖と闘いますよ。










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